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プラスチック(樹脂)の真空注型とは?
2022/10/15
「真空注型って何?」と疑問に思っているかたはいませんか?
そこで今回は、プラスチックの真空注型について解説していきたいと思います。
▼注型とは
注型とは、液体状の樹脂を型に流し込むことにより、原型と同じような複製品を作ることを言います。
▼真空注型とは
真空注型とは、真空状態で硬化する樹脂を型に注いで、複製品を作る技術のこと。
真空状態だと型の隅々まで樹脂が行き渡るので、気泡が出にくくなります。
注型の製作にはシリコンゴムを使います。
▼真空注型のメリット・デメリット
真空注型にはメリットやデメリットがあるので、ここで確認しておきましょう。
■メリット
真空注型は、金型よりも安価で、小ロットの製作が可能なメリットがあります。
また分割して加工した部品を接着する必要がなく、始めから一体になった製品が作れます。
シリコン型が使われるため、少しのアンダー形状なら無理抜きもできます。
納期も短縮できるでしょう。
■デメリット
ただしウレタン系やエポキシ系の樹脂の使用に限られます。
また切削加工や射出成型加工よりも精度が多少劣ります。
ちなみに10~20個程度で型の更新が必要なので、小ロットの製作に適しています。
▼まとめ
真空注型とは、真空状態の中で樹脂を型に注いで、複製品を作ることを言います。
メリットだけでなくデメリットもあるので事前に確認しておくと安心です。
神奈川県で機械設計を請け負っているM.Designでは、お客様が納得できる価格での設計を承っております。
確かな技術や実績も評価いただいておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。