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鋳造の歴史や製造方法について

2023/02/05

金属製品の生産に関わると、鋳造という工法をよく耳にされることでしょう。
しかし詳しい製造方法や歴史について、ご存じない方もいらっしゃるようです。
今回は鋳造方法について、基本的な知識をご紹介させていただきます。

▼鋳造とは
■製造方法
金属を融点よりも高い温度で溶かし、鋳型に流し込み冷やし固める加工法です。
一度鋳型を作ると、繰り返し使用することができます。
同じものを生産する際には、同じ型を使用するため大量生産に向きです。
鋳鉄・鋳銅・銅合金・チタン合金・アルミニウム合金など、加工できる素材が多いこともメリットといえます。

■鋳型の種類
鋳造の中にも様々な種類があり、使用される鋳型を大きく分けると「砂型」と「金型」の2種類があります。
砂型は砂を固めて作成された型で、金型は金属を溶かして形成した型です。
金型は耐久性が高く大量生産向きで、砂型は低コストで作成できます。

■鋳造の歴史
人類が金属を使用したのは1万年前と言われていますが、鋳造が始まったのはメソポタミア文明である紀元前4,000年頃です。
日本では、紀元前1世紀ごろから鋳造が始まったと言われています。
当初は装飾品や武器などが作られており、世界的に見ても古くから物づくりに役立っていました。

▼まとめ
鋳造とは金属原料を熱で溶かして型に流し込み、冷やし固めて製品を作る工法です。
歴史の古い加工法で、有名な大仏など大きいものからアクセサリーなど小さいものまで作ることが可能です。
弊社は神奈川県で機械設計を承っており、依頼された多くの方にクオリティが高いとご好評いただいております。
金属製品の製造で気になることがありましたら、是非一度お問い合わせください。